戦後60年と憲法第九条

日本国憲法 (小さな学問の書 (1))
来年で戦後60年になる。政府与党を中心に改憲しようとする動きが強まっている。柄谷行人は雑誌『世界』で戦後の日本人の攻撃性が内に向けられて作られた「超自我」=無意識によって九条は守られている、と言う。しかし世論調査を見るとその超自我も薄れてきている感がある。60年という年月は暦が一回りし、時代の空気や生きている人間も変わってくるということだろうか。

憲法第九条はやはり歯止めとして存在してきたと思う。九条を改正すれば国際貢献という名の下に、アメリカの戦争に全部ついて行かなきゃならなくなる。国際貢献には他に色々な方法がある。九条は自衛権の放棄までは言ってないのだから自衛隊の存在とは矛盾しない。自衛隊はその名のとおり自衛に徹するべきなんじゃないかと思う。

http://senzafine.livedoor.biz/archives/10650184.html
http://www.asahi.com/special/security/TKY200404300369.html