中川敬インタビュー 極東戦線異状あり

極東戦線異状なし!?
http://smashingmag.com/int/int04/040920nakagawa_ken1.html
http://smashingmag.com/int/int04/041112nakagawa_ken1.html


印象に残ったところ

で、さすがにあまりにも直接的すぎて、これは俺の嫌いなメッセージソングってやつになってないかな!?って思ったんやね(笑)。あまりにもベタやと、敷居を高くしてしまう。聴く人間を限定してしまう。

アイリッシュのミュージシャンとかね、海外のアーティストとかと喋ったら、そういういわゆる社会的なことに関して、だいたいみんな似たような感想を持つねんね。そんなに片寄った意見は出てこないよ。そりゃたまには日本同様、マザコン右翼みたいなのもおるけど(笑)。まあ、だいたい普通にね、似たような感覚を持ってるね、みんな。アメリカ、イスラエル、大国の論理に対する憤り。怒り。で、日本の知り合いのミュージシャンと飲みに行ったりすると、ほとんど出てこないね。こういった話は。

ところが、あの一年後に震災が起って、モノノケ・サミットを始めて、ちょうど沖縄とか、アイヌとか、コリアンの文化と出会ったすぐ後の頃で、とりあえず神戸のジジ・ババと遊ぶ上で民謡をやろうと。労働歌も歌いたい。革命歌も歌いたい。でもまぁ民謡をやろうと。琉球民謡、アイヌ民謡、朝鮮民謡、 で、もちろん自分らヤマトンチュやからヤマトの民謡もやろうやないかと。で、そういうものを歌い始めるとね、そのうち、ドーナルを筆頭に、海外のミュージシャン達と出会うと、すごく自然と出会えるんやね。あれは不思議やったね。対等な感じが当り前にあってね。