沢尻エリカが原因不明の難病と闘った女性役に挑戦

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映画「パッチギ!」でみずみずしい演技を見せ人気急上昇中の若手女優、沢尻エリカ(19)=写真=が10月11日スタートのフジテレビ系ドラマ「1リットルの涙」(火曜後9・0)に主演することが14日、分かった。

同作は、15歳の時に原因不明の難病(脊髄小脳変性症)を発病し25歳の若さで亡くなった実在の女性、木藤亜也さんが綴った日記の初ドラマ化。同名の著書(幻冬舎)は110万部のベストセラー。共同テレビの貸川聡子プロデューサーは「亜也さんの絞り出すような言葉と懸命な生き方を初めて読んだ時、鮮烈な感動を覚えた。1人の少女の生き様を見て、忘れていた人生へのピュアな情熱を思い出していただければ」と企画意図を説明した。

連ドラ初主演の沢尻は、徐々に機能が失われていく自分の体に涙し、だが、周囲には懸命に明るくふるまおうとする難しい役どころ。「亜也を通し、生きる喜び、人に愛されること、愛すことの素晴らしさを伝えられたら」とコメント。貸川氏は沢尻に「まだ何色にも染まらないピュアな魅力で、涙と笑顔とともに前向きに生きる女の子を演じて欲しい」と期待を寄せている。

共演は亜也の母親に薬師丸ひろ子(41)、父親に陣内孝則(47)、亜也の妹・亜湖を成海璃子(12)。脚本は「ごくせん」の江頭美智留氏、演出を「白い巨塔」の村上正典氏が手がける。