貫く 澤地久枝さん 昭和の原点

umkaji2005-12-29

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20051227dde012040001000c.html
毎日新聞

>その澤地さんが「一番ひどい」とおっしゃる今。

 「あー右へ振れる、右へ振れると感じていたわ、ずっと。時代が変わる瞬間ははっきりしなくて、気がついたら温度がちょっと違うなと感じるものなのね。60年安保が腰砕けになって、日本の戦後の方向が決まりました。それから経済が発展し、カネが万能になって国民性までおかしくなりました」

 そのバブルがはじけ、不景気は長く続いた。

 「長い不景気で露骨に曲がり始めましたね。アメリカは日本をくみしやすいと思ったし、日本の政治家、官僚、財界人はアメリカにくっついて軍需景気があるのがいいと思ったのよ。潜在失業率がひどくても、世の中が悪いと怒るんじゃなく、戦争でもやろうかという動きに惹(ひ)かれている。戦争をしないと世界経済は動かないと思う人が増えたあたりで日本の大きな曲がり角へ来て、今年は曲がってしまったんじゃないでしょうか」

 曲がり角を曲がったこの国。私たちはどうしたらいいのだろう。

 「おかしいと思っている半分以上の人たちと気持ちを通わせ、人のつながりを強化することです。人の心が重なれば、見えない砦(とりで)ができる。それ以外に、こんな悪政の大洪水には対抗できません」

「気持ちを通わせ、人のつながりを強化する」のにブログというのは良いツールですね。