田中康夫「利権集団を駆逐する『孤立を求めて、連帯を恐れず』の哲学」

http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/tanakayasuo-col1044.html
『独立系メディア』

>他方、理念で集う人々こそは「勝利」の為に、小異を残して大同に就くべきにも拘らず、犬も食わない主義主張を言い出して、候補者の一本化は疎か、共同戦線を組む事すら叶わず、死屍累々の死票だけが生まれてしまうのです。


戦後60年どころか、2400年前のソクラテスの昔から、利権という現実に集う政治ならぬ政事が生き長らえ、理念という理想に集う政治が暫しの合間しか、力を持ち得ない理由です。


結果、「政権交代」の一点に於いて自公以外の全政党がユナイテッド・インディヴィジュアルズとして連帯すべきだったにも拘らず、45年前の安保闘争同様、建前としての「連帯を求めて、孤立を恐れず」の愚行を再現してしまったのです。

これが真っ当な現状認識でしょうね。