『ハッカー宣言』

柄谷行人が『ハッカー宣言』の書評を書いているらしい。

著者が目指すのは一言でいえば、現代の情報社会における『共産党宣言』を書くことである。労働者階級は、かつてのように階級闘争の主体ではない。それにかわって、著者は「ハッカー階級」を見出す。
ハッカーは、コンピューターに侵入・破壊を行う者を指すが、本書ではもっと広く、知的な情報生産に従事する者一般を意味している。それに対して、情報を独占し所有する支配階級(ベクトル階級)がある、と著者はいう。現代の階級は、情報の生産と所有をめぐって形成される。
ドゥルーズの影響を受けた著者の表現は、抽象的で、具体的なイメージに乏しい。しかし、それは、必ずしも欠陥ではない。旧来と異なる今日の階級や階級闘争は、旧来の言葉で語ることができないのだ。(柄谷行人の書評より)

面白そうな本ですね。
<関連リンク>
http://orion.mt.tama.hosei.ac.jp/hideaki/hackermanifesto.htm
白田秀彰ハッカー宣言』の誤解説
http://d.hatena.ne.jp/using_pleasure/200509
翻訳者:金田智之氏のブログ

ジョンのライブに豪華メンバー集合

http://www.daily.co.jp/gossip/2005/10/08/190065.shtml
 今年で5回目を迎えたチャリティーライブ「ジョン・レノン スーパー・ライブ」が7日、東京・日本武道館で妻のオノ・ヨーコさん(72)をはじめ、忌野清志郎(54)、小泉今日子(39)、奥田民生(40)、小柳ゆき(23)ら16アーティストが参加して行われた。

 初登場の忌野は「日本国憲法9条は“戦争を放棄して平和のために尽くす”と言っている。ジョンみたいじゃないか。憲法9条を自慢しよう」と“演説”。レノンさんの代表曲「イマジン」を日本語バージョンで歌い上げ、8000人のファンから大歓声を浴びた。

 今年は、1980年にレノンさんが米ニューヨークの自宅前で凶弾に倒れてから25年。生きていれば10月9日で65歳となる節目の年。ライブでの収益はアジアやアフリカの学校建設のために寄付される。

清志朗の「イマジン」日本語バージョンってなかなかいいですよね。『COVERS』に収録されている。