「経済制裁における戦略的思考」

umkaji2005-02-15


[本]のメルマガ(vol.204)に北朝鮮に対する経済制裁に関する記事が載っていた。

>この観点からいえば、国内に「やるべし」と「やるべきではない」という世論があることを上手く利用し、日本は北朝鮮側との交渉において、「日本には〈経済制裁やるべし〉という勢力があって、それを押さえ切れないから、こちらの言うことをちっとは飲んでくれ」、と真に迫った形で持って行くのが、ある意味交渉の常道になるとも言えるわけです。

この意味では、強気に「経済制裁やるべし」と唱える勢力は、現在の流れからいえば、交渉材料に絶対必要なものという観点も出てきます。しかし同時に、国民世論がそちらに流れ過ぎてしまい、本当に経済制裁に踏み出した場合、お互いの反応をコントロールできない状態に陥って、「こんなハズではなかった」という結果になってしまうことも重々予想できるわけです。
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経済制裁における戦略的思考/掩耳」
http://www.aguni.com/hon/

「国民世論がそちらに流れ過ぎて」いると思う。「こんなハズではなかった」という結果は「重々予想できる」。