日本を、あきらめた。

umkaji2005-09-12



大衆は理解力は小さいが、そのかわり忘却力は大きい。宣伝は短く制限し、これをたえず繰り返すべきである。もっとも単純な概念を何千回も繰り返すことだけが、結局覚えさせることができるのである―――ヒトラー『わが闘争』


小泉ファシズム政権が誕生した。民主主義とファシズムはもちろん矛盾しないが、まざまざと見せつけられると落胆する。小選挙区制の弊害もあるけど、小泉にこれだけ票が集まるのは、人々の不満と不安が爆発した結果だろう。小泉なら改革をしてくれるだろう、と。これまでの小泉の改革と称されるものを見れば、とても期待できるようなものではないのに。郵政民営化も本質はほとんど理解されていない。それでも小泉に一票を投じた。それが刃となって返ってくるとも知らずに。

マスメディアが商業マスコミなのは当然だが、自分たちの利益のためならジャーナリストの矜持も捨てるということが、今回はっきり分かった。今後、ジャーナリズムの中心はインターネットに移るだろう。インターネットには利権が絡まないパブリックな言説の可能性がある。

今回自民党に入れた人もいずれ気づくときが来ると思う。しかし、その前にそうとうの辛酸をなめることになる。小泉が追随するアメリカもブッシュの支持率は低下して来ている。しかしその前に、イラクの悲劇、カトリーナの悲劇などの辛酸をなめている。早く気づいて欲しい。