「電通に支配されるマスコミの現場から」
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/
『森田実の時代を斬る』2005.10.13(その2)雑誌で某大企業のスキャンダル(低次元のスキャンダルではなく、経営姿勢に関連するスキャンダル)を掲載する予定にしていたところ、それをいちはやくキャッチした電通から記事差し止めの要望が入ったそうです。
その企業をA社、雑誌をB誌として話を進めます。電通の言い分は要望というよりも「A社は今後いっさい広告を出さないと言っている」という脅しでありました。それでもB誌の編集長は「ジャーナリズムの良心にもとる。B社が広告を出さないというなら結構だ」と拒否しました。この拒否は、勇気のいったことだと思います。A社は各メディアに多くの広告を出している、マスコミのおとくいさまでしたから。しかし、電通から「それならば今後、うちはB誌の広告関係の仕事から手を引く」と言ってきたため、上の方の判断で電通の要望を呑んだのだそうです。>森田さんも、むろんこういう話は始終耳にしたり体験もなさってきたと思いますが、新聞社や出版社は購読料収入よりも広告収入の方がはるかに大きく、そして広告出稿の多くを電通に頼っているため、電通に逆らえば息の根が止まるというのが実情です。
電通は自民党の選挙における広告活動を請け負っている。テレビでニュース・ワイドショー的な番組を観ていると、政府に都合のよい番組作りになっている。テレビの後ろにいる電通権力を想像してしまう。
電通権力に対抗するには、広告に誘導されてものを買わないということだろう。ネット上に企業を評価する(安全性や環境に対する配慮、労働環境、政治献金先など)サイトがあればいいんだけど。『買ってはいけない』なども参考になるかもしれない。
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『買ってはいけない』