ビデオニュースドットコムがオーバーチュアを提訴

umkaji2006-01-07



昨年9月頃から「報道規制に乗り出したYahoo!」として話題になってましたが、神保哲生さんのブログで経過が報告されている。

http://www.jimbo.tv/commentary/000191.php
神保哲生 official blog』

>2005年 5月頃 当初は順調に広告が掲載され、それに準じてアクセスも増えていたが、この頃からなぜか特定のキーワードがはじかれる(広告掲載が拒否される)ようになった。はじかれたキーワードを見てみると、「憲法改正」「靖国参拝」「中国反日デモ」のような政治的にデリケートなキーワードが多いことがわかった。

>こちらからは、「どこがその批判にあたり、どこが問題なのか」と問うても、「具体的な質問には答えられないが批判があるのでダメ」の一点張り。そうこうしているうちに、当初は特定のキーワードが問題であると判断したが、再度確認した結果、ビデオニュース・ドットコム自体が批判に満ちたサイトであることが判明したので、キーワードごとではなく、サイト自体が広告の対象としては不適格という判断にいたった旨の通告が届く。つまり、ビデオニュース・ドットコムはオーバーチュア(=ヤフー)の検索連動型広告には今後一切出してもらえないと宣言されてしまったわけだ。

これはきわめて電通的な事件ですね。ビデオニュースドットコム程度で広告掲載拒否というのは思想統制に近いなぁ。親会社であるヤフーはどう考えてるんでしょうね。ビデオニュースドットコムはヤフー・ジャパンが主催するWeb of the Yearの報道部門で毎年ベスト20に入っていたという。やっていることが矛盾してないか。

憲法改正」「靖国参拝」「中国反日デモ」などのキーワードは新聞社のサイトでもいくらでも出てくるわけで、取り上げ方がまずいということなのだろうか。どこかの企業から圧力がかかっているのだろうか。ちなみに『阿修羅』はヤフーでどのように検索しても出てこないヤフー八分にされているそうです。これも酷い話だなぁと思う。


<関連リンク>
「IT企業の非公共性が中国的ネット社会をもたらす可能性はないか、というメモ〜googlezon、最良の、そして最悪の時代」『踊る新聞屋−。』
「★阿修羅♪サイトはヤフー八分になってます」『★阿修羅♪の日記』