JR福知山線脱線事故

つつじが綺麗に咲いていますね。ちょっと暑いのか、心なしか元気がないように見える。JR福知山線脱線事故は、死者が100人を超える痛ましい惨事になってしまった。JR西日本の安全管理や運転手の育成には問題があるようだ。

大阪の実家に帰ったときにJRに乗るのだけど、私鉄や地下鉄に比べてなにかローカル線のような寂れた感じがある。列車もぼろかったりする。それはそれで風情があって嫌いではないのだけれど。大阪の鉄道は国鉄よりも私鉄の方が発展している、と夏目漱石も小説に書いていたと思うけど、それは今も変わらない。福知山線は利用者が多いようで、並行して走る阪急との競争も熾烈なものなのだろう。でも、それが安全にまで及んでくると問題だ。

世の中には便利できめ細かなサービスが色々とある。だけど、その裏では非人間的な職場と化している企業も多くあるんじゃないだろうか。競争は発展する上で必要だけど、自分たちで自分たちの首を絞めることになっていないだろうか。僕は少々サービスがルーズでも、そこで働く人々が笑って働いているのなら、その方がいいんじゃないかと思うようになってきた。結局サービスを受けるのも我々だけど、サービスを提供するのも我々なのだから。話が少しずれたけど、もう少し社会全体にゆとりが欲しいですね。